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源泉のある湯ノ平湿原

湯ノ湖の湖畔で写生を楽しむ人たち
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湯元温泉の歴史は古く、1200年前にさかのぼる。日光を開いた勝道上人-しょうどうしょうにん-が延暦-えんりゃく-7(788)年に温泉を発見し、薬師湯-やくしゆ-と名づけたのが湯元温泉の始まりと伝えられる。そのとき、背後の山を温泉ガ岳-ゆせんがたけ-と命名し、頂上に薬師瑠璃光如来-やくしるりこうにょらい-をまつったといわれる。さらに、弘仁-こうにん-11(820)年には弘法大師-こうぼうだいし-がここを訪れ、観自在湯-かんじざいゆ-を見つけて観世音菩薩-かんぜおんぼさつ-をまつったと伝えられている。
このように、湯元温泉には古くから薬師湯や観自在湯、川原湯など9つの湯があり、共同浴場として9人の湯守-ゆもり-と呼ばれる人たちによって管理されてきた。残念ながら、現在これらの共同浴場はなくなったが、旅館やホテルが湯を引いて温泉客を迎えている。
湯元温泉の泉質は硫化水素泉-りゅうかすいそせん-。現在は湯ノ平-ゆのだいら-湿原に源泉があり、温泉が湧-わ-き出る様子を見ることができる。効能としては、神経痛、筋肉痛、冷え症、糖尿病などに効くとされている。
湯元温泉は温泉のほかに、湯ノ湖周辺や切込湖-きりこみこ-・刈込湖-かりこみこ-へのハイキング、湯ノ湖や湯川での釣り、キャンプ、スキーなどの楽しみを求めてくる人も多い。昔からの温泉地が、だれもが自然と親しみながら楽しめる、新しいレジャー地へと変身している。
湯元温泉は、前白根山-まえしらねさん-や群馬県境の五色山-ごしきざん-、金精山-こんせいざん-、温泉ガ岳の登山口にあたり、また戦場ガ原方面から続く国道120号は、ここから金精トンネルを越えると群馬県へ抜ける。
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