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| ●石鳥居-いしどりい- |
黒田藩52万石の藩主、黒田筑前守-ちくぜんのかみ-長政が元和-げんな-4(1618)年に奉納した石造りの鳥居で、高さ9メートル、柱の太さ3.6メートル、柱の中心の間隔が6.8メートル。京都八坂神社、鎌倉八幡宮のものと合わせて日本三大石鳥居と呼ばれるが、江戸時代に建てられた石造りの鳥居としては日本最大。後水尾-ごみずのお-天皇が書いた「東照大権現」の額だけでも畳1枚分の大きさがある。使われている石は筑前(福岡県)産の花崗岩-かこうがん-で、エジプトのピラミッドなどと同じ、土嚢-どのう-を積む方法で引き上げた15個の石材で組み立ててある。石材を心棒で継ぎ、柱の上に渡した笠木-かさぎ-・島木-しまぎ-は軽量化のため空洞がある。こうした耐震設計の働きで、昭和24(1949)年に日光を襲った地震のときは、最初の強い揺れでかなりずれた継ぎ目が、余震で元の位置に戻ったという。
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| ●照降石-てりふりいし-
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石鳥居を見上げる石段は、上にいくほど横幅が狭く、段(蹴上げ-けあげ-)が低い。わずか10段の石段を実際以上に高く、遠く見せる遠近法を利用している。10段目、中央の敷石が「照降石」で、斜めに分かれた茶と青の色の違いが強まると、翌日から天気が崩れるそうだ。
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石鳥居と照降石のある石段。石段は千人枡形とも呼ばれる
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