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●御水舎-おみずや-

 参拝者が手と口を清める場所を御手洗-みたらし-・手水所-ちょうずどころ-といい、今ではどの神社にも水盤を置いた施設がある。しかし、かつては自然の川や湧き水-わきみず-の場がそれとされ、境内に独立した建物を構えたのは東照宮の御水舎が最初といわれる。
 幅1.2メートル、長さ2.6メートル、高さ1メートルの花崗岩-かこうがん-の水盤は、九州の鍋島-なべしま-藩主が元和-げんな-4(1618)年に奉納したもの。くり抜いた15センチの穴から、サイフォンの原理で水が噴き上がる仕組みになっている。
 屋根の下には、逆巻く波と飛竜-ひりゅう-の彫刻がある。飛竜は翼-つばさ-のある竜で、水をつかさどる霊獣-れいじゅう-とされる。
 西側の屋根の角が切り落とされているのは魔除け説のほか、杉の成長を邪魔しないためという説もある。

 


飛竜の彫刻のある御水舎
  


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