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| ●本殿-ほんでん-
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本殿の幣殿正面
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東照宮の最も神聖な場所とされる本殿は、幣殿-へいでん-(外陣-げじん-)・内陣-ないじん-・内々陣-ないないじん-の3室で構成され、最奥の内々陣に神霊-しんれい-がまつられている。
祭礼のときだけ開く本殿扉の上に並んでいる彫刻は獏-ばく-。鼻が長いので象にも見えるが、トゲのような眉-まゆ-と丸い目、首の巻き毛が持徴。獏は悪夢を食べてくれるといわれるが、唐の詩人・白楽天-はくらくてん-の『白氏文集-はくしのもんじゅう-』によると、獏は鉄や銅を食べる。戦争が始まると武器を作るため鉄や銅がなくなるので、獏は平和な時代にしか生きられないのだという。東照宮の獏の彫刻78頭のうち54頭が最も重要な本殿にいるのは、獏は軍縮の象徴でもあり、平和への強い願いが込められている。
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