石鳥居・照降石
石垣・阿房丸
五重塔・御仮殿
家康公の遺訓
表門と仁王
三神庫・想像の象
西 浄
神厩・三猿
三猿の物語
高野槇・内番所
御水舎
唐銅鳥居
陽明門
500を超える彫刻
東照大権現の額
「魔除けの逆柱」
人物の彫刻
家康公と子どもたち
神輿舎
神楽殿
文化財の修復に捧げた人生
祈祷殿
唐 門
眠り猫
坂下門・透塀
回廊・御供廊下
本 社
将軍着座の間
石の間
拝 殿
本 殿
東照宮の霊獣たち
東照宮ネイチャーワールド
奥 社
奥社拝殿
鋳抜門
奥社宝塔
鐘楼・鼓楼
鳴 竜
境内の燈籠
朝鮮鐘
回廊胴羽目
飛び越えの獅子
輪 蔵
旧奥社石唐門・石鳥居
人面木
日光東照宮宝物館
客殿・新社務所
日光東照宮美術館
日光東照宮の伝統行事
春季例大祭百物揃千人行列
東照宮の御守

●春季例大祭・百物揃千人行列-ひゃくものぞろえせんにんぎょうれつ-
 

春季例大祭のハイライト、百物揃千人行列


 日光東照宮で最も盛大な行事は、毎年5月17日から18日にかけて行われる春季例大祭で、観光客にとっては18日の百物揃千人行列(正式には神輿渡御祭-しんよとぎょさい-)が圧巻である。
 一方、一連の行事は、久能山-くのうざん-から徳川家康公の神霊-しんれい-が日光に移された当時の祭典の再現でもある。それぞれの儀式がどんな宗教的意味をもっているのか、それを知るのも意義がある。
 まず、17日午前10時から本社で徳川宗家-そうけ-そして産子-うぶこ-(氏子-うじこ-)会員らが参列して盛大に「例大祭」が始まる。そして、一連の儀式を終えた3基の神輿-みこし-に、東照宮本社から神霊が乗り移り、西隣の二荒山神社に向かう。神輿を二荒山神社拝殿に安置して神霊を本殿に移したあと「宵成祭-よいなりさい-」が行われ、神輿は一夜を明かす。東照宮と二荒山神社の神職も宿直する。
 二荒山神社で神輿が一泊するのは、家康公がこの世を去ったことを意味していると考えられている。一度、西方浄土に移るわけである。そして、次に向かう御旅所-おたびしょ-は久能山に見立てていると考えられる。
 翌18日の午前10時、神霊を神輿に移す儀式が行われ、渡御祭を待つ。
 渡御祭の開始は午前11時。二荒山神社の境内に集合した1200人の産子会員が、表参道から神橋-しんきょう-の近くの御旅所まで約1キロの道を渡御する。行列は「3頭の神馬-しんめ-」「神剱-しんけん-・御旗-みはた-」「3基の神輿」のグループに別れ、それぞれを守護するように進んでいく。
 行列が到着すると、御旅所本殿に神輿を据え、拝殿で神饌-しんせん-を神霊に供える。このときの神饌は、三品立七十五膳-さんぼんだてななじゅうごぜん-と呼ばれる特別メニュー。一説には75という数字は日光山中の峰々に住む神々の数とも伝えられている。神々の霊力を東照宮の御霊に移し、活力を与えようというわけだ。続いて行われるのが奉幣行事。神職が御幣-ごへい-を左右左と3度振ってから神前に供えられる。
 さらに八乙女舞-やおとめまい-、東遊舞-あずまあそびのまい-が奉納され、午後1時ごろ、行列は東照宮に向かう。東照宮に戻っていくことを還御-かんぎょ-といい、東照宮での還御祭で一連の行事が終了する。
 17日の午後1時ごろには、石鳥居前表参道で流鏑馬-やぶさめ-が奉納される。
 10月17日の秋季大祭の際にも渡御が行われる。こちらの行列は規模を縮小し、神輿は1基、行列の人数は800人に減る。



御旅所で奉納される「東遊舞」




下新道で行われていた頃の流鏑馬行列



(社)日光観光協会
〒321-1404 栃木県日光市御幸町591日光郷土センター内
電話:0288-54-2496 FAX:0288-54-2495