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| ●春季例大祭・百物揃千人行列-ひゃくものぞろえせんにんぎょうれつ- |

春季例大祭のハイライト、百物揃千人行列
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日光東照宮で最も盛大な行事は、毎年5月17日から18日にかけて行われる春季例大祭で、観光客にとっては18日の百物揃千人行列(正式には神輿渡御祭-しんよとぎょさい-)が圧巻である。
一方、一連の行事は、久能山-くのうざん-から徳川家康公の神霊-しんれい-が日光に移された当時の祭典の再現でもある。それぞれの儀式がどんな宗教的意味をもっているのか、それを知るのも意義がある。
まず、17日午前10時から本社で徳川宗家-そうけ-そして産子-うぶこ-(氏子-うじこ-)会員らが参列して盛大に「例大祭」が始まる。そして、一連の儀式を終えた3基の神輿-みこし-に、東照宮本社から神霊が乗り移り、西隣の二荒山神社に向かう。神輿を二荒山神社拝殿に安置して神霊を本殿に移したあと「宵成祭-よいなりさい-」が行われ、神輿は一夜を明かす。東照宮と二荒山神社の神職も宿直する。
二荒山神社で神輿が一泊するのは、家康公がこの世を去ったことを意味していると考えられている。一度、西方浄土に移るわけである。そして、次に向かう御旅所-おたびしょ-は久能山に見立てていると考えられる。
翌18日の午前10時、神霊を神輿に移す儀式が行われ、渡御祭を待つ。
渡御祭の開始は午前11時。二荒山神社の境内に集合した1200人の産子会員が、表参道から神橋-しんきょう-の近くの御旅所まで約1キロの道を渡御する。行列は「3頭の神馬-しんめ-」「神剱-しんけん-・御旗-みはた-」「3基の神輿」のグループに別れ、それぞれを守護するように進んでいく。
行列が到着すると、御旅所本殿に神輿を据え、拝殿で神饌-しんせん-を神霊に供える。このときの神饌は、三品立七十五膳-さんぼんだてななじゅうごぜん-と呼ばれる特別メニュー。一説には75という数字は日光山中の峰々に住む神々の数とも伝えられている。神々の霊力を東照宮の御霊に移し、活力を与えようというわけだ。続いて行われるのが奉幣行事。神職が御幣-ごへい-を左右左と3度振ってから神前に供えられる。
さらに八乙女舞-やおとめまい-、東遊舞-あずまあそびのまい-が奉納され、午後1時ごろ、行列は東照宮に向かう。東照宮に戻っていくことを還御-かんぎょ-といい、東照宮での還御祭で一連の行事が終了する。
17日の午後1時ごろには、石鳥居前表参道で流鏑馬-やぶさめ-が奉納される。
10月17日の秋季大祭の際にも渡御が行われる。こちらの行列は規模を縮小し、神輿は1基、行列の人数は800人に減る。
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御旅所で奉納される「東遊舞」
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下新道で行われていた頃の流鏑馬行列
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