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| ●奥院-おくのいん-
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皇嘉門をくぐって石造りの階段を上っていくと、途中の左手に銅包宝蔵-どうづつみほうぞう-(鎧蔵-よろいぐら-)、右手に奥院がある。
ただし、皇嘉門はいわば開かずの門。奥院があるため、ここから先へは一般人はもちろんのこと、寺の者でも滅多に足を踏み入れることができない。ここは聖域になっているのである。
奥院は、日光に貢献した徳川3代将軍家光公の墓所。家光廟大猷院のいちばん荘厳な霊域である。
奥院は、手前から奥院拝殿、鋳抜門-いぬきもん-、宝塔-ほうとう-で構成されている。
奥院拝殿は、間口9メートル、奥行き5.4メートルの単層入母屋造り-たんそういりもやづくり-で、黒を基調とした荘重な建物である。
鋳抜門は、間口2メートル、奥行き1.5メートルのこぢんまりとした門で、唐銅-からかね-製の鋳物でできている。別名、唐門とも呼ばれ、梵字-ぼんじ-の浮文-うきもん-で飾られている。
鋳抜門の両端から丸い柱が四方を囲んで、そのなかに高さ4メートルの唐銅製の宝塔が建っている。宝塔のなかには、釈迦如来-しゃかにょらい-像と霊牌-れいはい-が安置されており、「死んだ後も、東照大権現にお仕えする」という家光公の遺志どおり、宝塔の下に家光公の遺骸-いがい-が静かに眠っている。
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黒を基調とした奥院拝殿。後ろに鋳抜門、
そして家光公か眠る墓所がある
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