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拝殿と本殿を結ぶ中殿である相の間は、将軍着座のために、特別に用意された部屋である。家光公の命日に大猷院を訪れた代々の徳川将軍たちは、ここで法要の様子を眺めていたに違いない。
足を踏み入れると、すぐ奥の本殿に目がいき、そちらのきらびやかさに心を奪われがちだが、見どころは多々ある。ぜひ立ち止まって、じっくり眺めてほしい。
格天井-ごうてんじょう-には古来から縁起がいいとされている架空の霊鳥、鳳凰-ほうおう-が描かれている。また、本殿との境目では、左側に降竜-くだりりゅう-、右側に昇竜-のぼりりゅう-という、まったく逆に体を向けた竜の絵を見ることができる。
そして、特筆すべきは、相の間に置かれている香炉などの三具足といわれる品である。これらは、加賀百万石の前田利常の献上品。由緒正しい美術品である。
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