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●興雲律院-こううんりつりん-

 天台宗の安楽律法流-あんらくりっぽうりゅう-に属する寺で、享保-きょうほう-14(1729)年の創建である。この寺は天台の正しい教えをすすめ、仏法の戒律を実践するという目的を持ち、西の比叡山-ひえいざん-(京都・延暦寺-えんりゃくじ-)と東の東叡山-とうえいざん-(東京・寛永寺-かんえいじ-)、ここ日光山の3か所に創建された本山格の道場のひとつ。鐘楼門-しょうろうもん-前に「参詣者以外の見物お断り」の看板があるとおり、修練道場である。
 この鐘楼門は唐様-からよう-の素木造り-しらきづくり-、屋根は入母家造り-いりもやづくり-で、竜宮造り-りゅうぐうづくり-といわれる様式の変形。かつては美しい音色の梵鐘-ぼんしょう-があったが、第2次世界大戦で供出してしまい、いまだにない。境内には安産と子どもの成長を願って奉納された将棋の駒が並ぶ三天堂-さんてんどう-(駒堂-こまどう-)がある。

 

興雲律院の鐘楼門

 

駒堂とも呼ばれる三天堂



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