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日本の世界遺産
世界遺産とは
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●世界遺産とは





 世界遺産を一言であらわすと、「かけがえない人類の遺産」といえる。過去の文明の手がかりとなる遺跡や、文化的に価値の高い建造物、そして保存が必要な貴重な自然を人類が次世代に継承していくために、世界遺産として登録していくことにした。その意味で世界遺産に登録されたギリシャのパルテノン神殿も、日本の白神山地も、ギリシャ人や日本人だけのものではなく、過去から未来へ受け継いでいく人類共通の財産なのである。

 世界遺産は次の三つに分類されている。

1.文化遺産……「日光の社寺」のように人類の歴史のうえで価値の高い建造物群、記念工作物や、遺跡。

2.自然遺産……「屋久島」のように観賞上でも学術上でも、保存が必要な価値を持つ自然。

3.複合遺産……トルコの「ギョレメ国立公園とカッパドギアの岩窟-がんくつ-群」のように、文化遺産と自然遺産両方の要素を兼ね備えたもの。


 2000年12月現在、世界遺産は122カ国に690あり、その内訳は、文化遺産が529、自然遺産が138、複合遺産が23となっている。また、破壊や崩壊の危機にひんする世界遺産が30もある。
 世界遺産は、昭和47(1972)年の第17回ユネスコ総会で採択された国際条約「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称、世界遺産保護条約)に基づいて登録されている。ユネスコでは、世界各国に世界遺産条約の批准-ひじゅん-を求め、日本は平成4(1992)年に125番目の締約国となった。





 締約国では、国内の世界遺産候補地を世界遺産委員会に推薦。世界遺産委員会の依頼により、文化遺産は国際記念物遺跡会議(ICOMOS)、自然遺産は国際自然保護連合(IUCN)が候補地の評価調査をおこない、最終的に毎年1回開かれる世界遺産委員会で登録を決定する。
 平成4(1992)年には、ユネスコのパリ本部内に世界遺産センターが設置され、世界遺産委員会や世界遺産基金の運営、そして世界遺産への支援などをおこなっている。
 世界遺産のシステムは人類、地球の宝を守る国際協力であり、崩壊の危機にある遺産や自然が世界各国の協力によって次世代に受け継がれていくことを目指している。



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