|
| ●逍遙園-しょうようえん-・護摩堂-ごまどう-
|

池を中心にそのまわりを歩く池泉回遊式の逍遙園
|
逍遙園は江戸時代に造られた代表的な日本庭園で、池が中心となって、その周囲を歩きながら楽しめる池泉回遊式-ちせんかいゆうしき-と呼ばれるもの。
輪王寺では、かつて朝廷から門跡-もんぜき-を迎えており、宮様が故郷をしのんで寂しがらないようにと、近江-おうみ-八景にならって八勝景のある庭園を造園したものである。
江戸時代初期の造園だが、文化年間(19世紀初め)に大改造して、そのときに儒学者-じゅがくしゃ-の佐藤一斎-さとういっさい-によって「逍遙園」と名づけられた。手入れの行き届いた庭園内を歩いていくと、東方向に皇室および歴代門跡の霊位を安置する御霊殿の建物が見える。
逍遙園の西の一角にあたり、黒門のすぐ右脇-わき-の建物が、信徒のための休憩所である紫雲閣。観光客は立ち入ることができない。
ここは、ホール的な役割も持ち、信徒を対象にした講話会やお茶会が開かれている。つまり、憩いの場・信仰の場両方の側面から信徒のために活用されている。
表参道に面している部分には、御物見-おものみ-がある。ここは、東照宮の祭礼を迎えるため輪王寺門跡が臨席するところ。
護摩堂では、毎月3日と18日(正月3日は休み、18日が日曜日の場合は翌日)に写経会が催されている。これには一般人の参加が可能なので、般若心経-はんにゃしんぎょう-を写して心を清めたいと思う人は、輪王寺に問い合わせてみよう。
また、輪王寺の寺務所のある本坊-ほんぼう-では、毎月18日に「朝粥会-あさがゆかい-」を催している。表書院-おもてしょいん-で読経-どきょう-したあと、粥をいただくというものである。
|

護摩堂で毎月2回開かれる写経会。
一般人も参加できる
|

吉原北宰画伯が描いた唐獅子(紫雲閣) |
|