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| ●二つ堂-ふたつどう-(常行堂-じょうぎょうどう-、法華堂-ほっけどう-) |

二つ堂。手前が常行堂、奥が法華堂
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大猷院-たいゆういん-の前にある、渡り廊-わたりろう-でつながれた常行堂と法華堂を二つ堂という。
2つのお堂がつながっている形式は二つ堂または担い堂とも呼ばれ、全国でも珍しく、比叡山-ひえいざん-と輪王寺でしか見ることができない。
常行堂は、純和風の建築様式で、本尊の阿弥陀如来-あみだにょらい-を堂の中心に安置し、そのまわりは板敷きとなっている。ここは、常行三昧-じょうぎょうざんまい-の遶堂-にょうどう-をするためのお堂で、本尊のまわりを阿弥陀経を唱えながら歩くという修行が昔からおこなわれてきた。現在は、正月に「修正会-しゅしょうえ-」として、この儀式をおこない、国家安泰や人々の幸福のために祈祷-きとう-している。
常行堂の本尊である阿弥陀如来は平安時代の作で、宝冠-ほうかん-をかぶり、孔雀座-くじゃくざ-の上に座っている。この姿の阿弥陀如来像としてはたいへん貴重なものである。また、堂内には摩多羅神-またらしん-がまつられている。
法華堂は、常行堂よりもやや小ぶりだが、よく似た建物に見える。しかし、実は総朱塗りの純唐風-じゅんからふう-建築で、その趣は大きく異なっている。本尊は普賢菩薩-ふげんぼさつ-、左右に鬼子母神-きしもじん-、十羅刹女-じゅうらせつにょ-がまつられている。
常行堂が常行三昧をおこなうのに対して、法華堂は法華三昧-ほっけざんまい-をおこなう道場であり、人々の信仰を集めている。
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常行堂の本尊である阿弥陀如来は宝冠をかぶり、孔雀座に座る
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