日光という未開の地を開き、ここを一大聖地に変えたのが、勝道上人(735〜817)である。 勝道上人は日光のある下野国-しもつけのくに-(栃木県)の人で、明星天子-みょうじょうてんし-のお告げに導かれて、男体山(二荒山)に向かったと伝えられている。頂上を極めるまでには、多くの困難に出会ったが、天応-てんおう-2(782)年についに悲願を達成することができた。 日光を彩る伝説の多くは、勝道上人の足跡や業績に由来しており、日光を理解するうえで、最も重要な人物である。