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●登拝祭-とうはいさい-

大己貴命-おおなむちのみこと-・田心姫命-たごりひめのみこと-・味耜高彦根命-あじすきたかひこねのみこと-の3神のご神体が、男体山の山頂の奥宮-おくみや-に、3人の奉仕者の背に負われて、お帰りになるのが登拝祭の神髄である。それに合わせて氏子・信者が奥宮参りをしたのが、祭りの起源といえよう。



登拝祭に奉納で踊られる深山踊り


行事は、7月31日の午後から始まる。白装束の行人-ぎょうにん-行列は温泉街を通り、一行は夕方、1合目まで登山する。夜、中宮祠の社頭で、氏子の奉納するお囃子-はやし-で「深山踊り-みやまおどり-」の輪が広がる。中禅寺湖上では灯籠流し-とうろうながし-があり、花火も打ち上げられる。
 真夜中の午前0時とともに、本殿のご神体に参拝した人たちが、いっせいに登拝門から山頂の奥宮に向かって登るのである。



登拝祭の夜を迎えた男体山(8月1日午前0時開門)


中8合目の滝尾神社-たきのおじんじゃ-にお参りし、奥宮に着くころには、そろそろ東の空も明るみはじめ、ご来光を待つだけである。そのあとは、太郎山神社-たろうさんじんじゃ-付近の信仰遺跡発掘跡を見学したり、雄大な自然をながめたりするのもいい。



男体山山頂にまつられた神剣とご来光


登拝は、祭りの終わる8月7日までつづくが、4日には湖畔で「扇の的-おおぎのまと-弓道大会」がおこなわれる。屋島の合戦で活躍した那須与一-なすのよいち-にちなんで、湖上に扇をかざした船を浮かべ、それをめがけて射る弓の大会である。那須与一は下野国-しもつけのくに-(栃木県)那須の人で、源平合戦で源義経の軍に参じるとき、二荒山神社に戦勝を祈願したと伝えられている。



登拝祭に参加する白装束の講員たち


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