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●いろは坂

日光市街〜中禅寺湖・奥日光間のアクセスは、上りが第2いろは坂、下りが第1いろは坂を利用する。カーブごとに「いろは……」 の文字が順に表示されている急坂である。
 古くは男体山や中禅寺への登拝者が通っていた道であった。明治初期まで奥日光は女人牛馬禁制-にょにんぎゅうばきせい-で、女性や牛馬は坂を上れなかった。そのため上り口は「馬返-うまがえし-」と呼ばれ、女性が男体山を拝んで引き返した場所には「女人堂-にょにんどう-」が残っている。また、ほぼ中間点には休憩所「中ノ茶屋-なかのちゃや-」の跡があり、磁力があるといわれる巨石「磁石石-じしゃくいし-」も残っている。
 いろは坂と呼ばれるようになったのは、昭和初期である。カーブが48か所あることから、ロープウェイのガイドアナウンスでこう呼ばれ始めた。そして、昭和29(1954)年に道路が改修され、ほぼ現在の形の第1いろは坂が完成してカーブは30か所に。さらに昭和40(1965)年には、交通量の増加にともない上り専用の第2いろは坂(2車線あり一般走行が右側通行であるところが珍しい)も完成。カーブは50か所に増えるが、現在では第1のカーブを2か所減らし、きれいに「いろは……」が当てはまる状態に戻っている。



中ノ茶屋

方等ノ滝

女人堂

屏風岩

般若(はんにゃ)ノ滝

いろは坂


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