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中禅寺温泉街と男体山、中禅寺湖
一般に日光というと、市街地(日光市内・日光山内-さんない-)方面のことを呼ぶ場合が多い。これに対して、中禅寺湖-ちゅうぜんじこ-や男体山-なんたいさん-周辺、さらに湯元-ゆもと-方面まで含むエリアを奥日光という。どこからが奥かというと、いろは坂からよく見える「屏風岩-びょうぶいわ-」が境といわれる(湯元エリア付近のみを奥日光と呼ぶ場合もある)。
男体山は二荒山-ふたらさん-とも呼ばれ、その「ふたら」とは観音浄土の補陀洛-ふだらく-(梵語-ぼんご-)から出ている。「屏風岩の穴から現れる風神-ふうじん-と雷神-らいじん-が
年に2回あらしをもたらすから」という説もある。また日光という地名は、「二荒」を音読みにしたものともいわれる。もともとは、市街地方面を日光と呼んでいたわけではないのである。
奥日光は男体山の噴火活動などにより、劇的に地形を変えてきたエリアである。湖や滝、草原や湿原などさまざまな顔が、箱庭のようにそろっている。昭和9(1934)年に、いち早く国立公園に指定されたこともあり、手つかずの自然が多く残っていて、動植物の宝庫でもある。
奥日光の歴史は、奈良朝末期から平安朝初期にかけて活躍した僧侶-そうりょ-、勝道上人-しょうどうしょうにん-が二荒山(男体山)登頂に成功したことに始まる。以来、江戸時代までは修験の地として、明治以降はリゾート地として発展する。
気候的には冬は寒く夏は過ごしやすい、避暑には最適な土地柄だ。植物も四季折々の姿を見せる。マイカーで訪れる場合は、12〜3月の冬期間にはチェーンを必ず携帯すること。雪の量は少ないが、アイスバーンになることは十分に考えられる。 |
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