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| 中禅寺湖周辺には、伝説にまつわる名所旧跡が多い。代表的なのが、湯川-ゆかわ-河口付近の菖蒲ガ浜-しょうぶがはま-と立木観音-たちきかんのん-(中禅寺)前の歌ガ浜-うたがはま-だ。男体山と赤城山-あかぎさん-が、中禅寺湖の所有をめぐって戦場ガ原-せんじょうがはら-で戦ったという有名な伝説があり、そのときに戦いの血で赤く染まったのが赤沼といわれる。そして、勝負がついた場所が菖蒲(勝負)ガ浜というわけだ。さらに、祝勝の宴を開き、歌い踊った場所が歌ノ浜、今の歌ガ浜である。 |

左手のこつごつした岩が巫女石
女人牛馬禁制の地であったゆえの悲劇的伝説もある。巫女-みこ-が「神に仕える身であれば山に登っても許される」と思い、中禅寺に登った。しかし湖畔に出ると、身がすくみそのまま石になってしまったという話である。その石が「巫女石」と呼ばれ、湖畔の中宮祠-ちゅうぐうし-の鳥居横に残っている。
開山の祖、勝道上人にまつわる史跡も多い。中禅寺湖南岸付近の小さな島「上野島-こうずけじま-」には、上人の墓(ほかに2か所ある)があり、首の骨が納められていると伝えられる。 |
勝道上人の墓のひとつがあると伝えられる上野島 |